史上初!石川県介護技能グランプリ(入浴・排泄・食事部門)3冠獲得!!

令和7年11月8日(土) 石川県産業展示館3号館にて開催された「石川県介護技能グランプリ」において、天宣会めぐみの里&みゆきの郷合同チームが、入浴・排泄・食事の3部門すべてで最優秀賞を獲得しました。 3部門同時制覇は大会史上初の快挙となります。



この介護技能グランプリは、石川県内の施設に勤務する介護職員が、食事・入浴・排泄といった日常介護に関する知識と技能を競い合う大会です。今年も県内各施設から選ばれた18名の選手が出場し、8分間という限られた時間の中で、事前に提示された課題に沿って、利用者役(介護福祉士会所属のモデルの方)への介助を行いました。

今年の課題の一つは、「洋服を裏返しに着ている男性利用者に、どのような声掛けを行うか」という、少し工夫を要する内容でした。利用者様の自尊心を損なうことなく、自立支援につなげる対応が求められましたが、当施設の職員は見事にこれをクリアし、高い評価を得ることができました。

天宣会としては、昨年6回目の挑戦で排泄部門の最優秀賞を初めて獲得しましたが、今年はさらに一歩前進し、3部門すべてで最優秀賞を獲得するという快挙を成し遂げました。しかも、そのすべてを小松市の天宣会が独占する結果となりました。

開会式では、石川県知事馳 浩様がご挨拶されました。


石川県内の施設から選抜された各施設を代表する選手の皆様

今回も介護ロボットを使った課題が出題されました。
今回の介護ロボットHugは、移乗サポートロボットでしたが、ご自身で立ち上がる能力がなければ使用は困難なものでした。
要介護3以上の方しか入居できない特養においては、全介助の方が多く、Hugを使った介護は難しいのですが、それでも見事に課題をクリアできました。



石川県内の各施設から、おそろいのTシャツ、のぼり旗、横断幕をかかげ、大応援合戦が繰り広げられます。



令和5年までは、みゆきの郷のみの応援で、金沢や能登勢の大応援団に圧倒されていましたが、めぐみの里と吸収合併後は両施設で大応援団を結成することができ、応援では他施設を凌駕するようになりました。 これも、みゆきの郷とめぐみの里が一緒になったことによる相乗効果です。




表彰式では、グランプリに輝いた3人がコメントを述べました。
大勢の人たちが見ているステージ上でも、堂々と、まるで『立て板に水』のように、堂々とした見事なしゃべりでした。それもそのはず、この日の為に『優勝した時の挨拶の練習もしてきた。』からです。 10/25の飯山晄朗先生(メンタルコーチ)の施設内研修で学んだ内容を見事に実践しました。


この成果は、競技当日まで両施設の職員が遅い時間まで練習に付き合い、チーム一丸となって積み重ねてきた努力の賜物です。

今回の結果を受け、小松市を「石川県内でもトップクラスの介護技術を誇る“わが街”」として、市長への報告会を行い、北國新聞・中日新聞にも記事が掲載されました。

利用者様のご家族からは、「安心して任せられる」「誇りに思います」といった多くの温かいお言葉をいただいています。
私たちはこれからも、石川県ナンバーワンの介護技術を持つ施設としての誇りと自信を胸に、より質の高い介護の提供に努めてまいります。